[2020年の開催予定】
5月4日(月)中止
 ふれあいウォーク新しい村
9月27日(日)
 ふれあいウォーク栗橋


【持ち物】
飲み物、雨具、筆記用具、運動靴、帽子、レジャーシート、ルーペ等

【小雨決行】


【一般参加の申込み】
 広報久喜の「お知らせ」、クッキーズのEvent news等をご覧ください。

 広報くき

 クッキーズ




野草観察ふれあいウォーク


野草観察ふれあいウォーク吉羽天神
2019年9月8日(日)



  9月といってもまだ酷暑の夏といったこの日、午後からは台風15号の接近が予報されていましたが、幸い天候は晴れ。ことし最後のふれあいウォークが無事開催されました。参加者は24名。うち一般参加者5名。          宮代町運動公園駐車場を定刻にスタート。水田にはすでに水がなく、例年見られる水生生物の姿は確認できませんでした。道路わきにマメアサガオのの小さな白い花。紫もあるそうです。そしてこの季節はイネ科が繁茂。メヒシバ、オヒシバ、コスズメガヤ、イヌビエ・・・。茎や葉を揉むとレモンの匂うウシクグ、コゴメカヤツリ、ホタルイとカヤツリグサ科もいろいろ見られました。

 備前堀川の橋の袂では野生化したヤナギバルイラソウ(紫伊勢花火)の花が咲いていました。無農薬栽培している水田にはわずかながらヒメシロアサザの花が確認されました。下水道処理場脇の草地ではキツネノマゴ、ヤブツルアズキの花が咲いていました。

 鬱蒼とした吉羽天神の神苑ではムクロジの大木。周縁にはアオツヅラフジ、かろうじてヒヨドリジョウゴとセンニソウも確認できましたが、これから先はどうなることでしょう。「ふれあいウォーク吉羽天神」は名のごとく、この吉羽天神の周縁の植物を保護・観察することから始まったそうですが、市の保存地区に指定されてから逆に保全状況が悪化しているようです。

 の耕作放棄の草地ではイヌビエ、イヌタデ、タマガヤツリ、ヒナガヤツリ等々。いつものところにマルバルコウソウを確認。この季節もけっこう花が多く見られた印象です。(書ききれません)

 野草保護地は毎月の活動の成果、ノジトラノオ、フジバカマ、センニンソウ、オグルマ、キンミズヒキ、ミズヒキ、クマツヅラの花を観賞しました。ニガクサは口に含むと、やはり苦みがありました。大人の苦みだそうです。残念ながら秋の七草のカワラナデシコ、ワレモコウの花は見られませんでしたが、桔梗以外は全て目にすることができました。

 この先の例年のコースは通行できなくなったので、帰りは圏央道の側道を歩いて朝の集合場所に戻り、ミーティング。予定時間を超えましたが、長いコースを皆さん元気に歩き切りましたね。

野草観察ふれあいウォークわしのみや
2018年9月9日(日)



  絶滅が心配されている「デンジソウ」の現状を見てもらうため、昨年に引き続き同じ場所で開催しました。幸いこの季節の雨には降られなかったものの、昼頃には夏の暑さがぶり返し、熱中症が危惧されるほどの陽気となりました。       コースは鷲宮総合支所をスタートし、「花と緑の元気ロード」に咲く、エノコログサ、コスズメガヤ、ガガイモ、メマツヨイグサなどの野草を観察しながら宝泉寺池までのコースを歩きました。              池の傍の畑地にはハイニシキソウとコニシキソウが比較観察され、ノブドウの実が成っていました。宝泉寺池から少し戻って、デンジソウの保護地へ。心配されたデンジソウの生息地は昨年秋からの県および市と本会会員等の活動が功を奏し、昨年よりは生息数が増えました。またここにはサデクサが多く咲いていました。今後の保護活動が期待されます。昨年はサクラタデも咲いていました。                 生息地の隣の芝地は宅地化のため放置され草が伸び放題でしたが、ヤハズソウとカタバミの花が賑やかでした。                   クズやヌスビトハギの茂みを見た後の、保護地からの田んぼ道は、事前に中土手の野草保護グループに草刈りをしていただいたおかげで,長靴がなくても無事通り抜けることができました。この辺にはキジが生息しています。通り道の乾田の縁にはキクモ、ミソハギ、ヒナガヤツリなどの花が確認できました。

 その後、里山を歩いて抜ける予定でしたが、残念なことに入り口が資材置き場として造成され、今年は里山の観察ができませんでした。1年経つとこのように人の手による環境の変化が植物の観察を難しくしています。

野草観察ふれあいウォークわしのみや
2017年9月10日(日)


 秋とはいえまだまだ暑さの残る日差しの下での観察会。今回は一般の方に数多く参加いただき、46名(会員21名、一般25名)。   鷲宮総合支所を出発し、花と緑の元気ロードを北上し、宝泉寺池から里山をめぐる約2時間コース。この季節はイネ科とカヤツリグサの実りの季節。種類が多くて名前を特定するのに苦労する時期です。 デンジソウの自生地は絶滅寸前!埼玉県ではここでしか確認されていません。かろうじて何株か見つけることができましたが、休耕田は葦が生い茂り、来年はどうなってしまうかわかりません。貴重な絶滅危惧種をどう守っていくかが課題です。
野草観察ふれあいウォーク中土手
2017年6月25日(日)


 予報された雨がちょうど上がって、ほど良い観察日和となりました。、参加者は28名。(会員21名、一般6名)。備前堀川と備前前堀川に挟まれた中土手は、生い茂った草が刈り払われ、観察にはもってこいのコースになっていました。ヒルガオ、ヒレアザミ、イヌゴマなどの花を確認、目的のヤブカンゾウは数輪の花が咲いていました。この分だと見ごろは7月の初め頃でしょうか。お近くの方は、是非鑑賞にお出かけください。ウマノスズクサやワレモコウノも元気に育っています。畦道にはヌマトラノオやツユクサが咲いていました。そうそう、キジ、アオサギ、コサギもいましたよ。

野草観察ふれあいウォークなんじゃもんじゃ
2017年5月4日(木)
 ゴールデンウィークの観察会でした。ことしも好天に恵まれ、参加者は34名。(会員24名、一般10名)今回は久喜市の隣、幸手市の権現堂の近くにある北公民館の駐車場に集合し、権現堂の堤から中川を渡って外国府間へ。町田さんのお宅に伺って、目的の「なんじゃもんじゃ」を見学させていただきました。さて、みなさんは、どんなもんじゃと思いますか? 
 詳細は、長須先生のホームページをご紹介しますので是非ご覧くださ
い。

 房ちゃんの自然発見

http://www.townnavi.info/channels/husa/05/file/5-30.html


野草観察ふれあいウォーク吉羽天神
2017年4月23日(日)
 前日の雨が嘘のように青く晴れ渡った4月23日(日)、今年初めてのふれあいウォークが開催されました。宮代町の総合運動公園に集まったのは30名(会員18名、一般参加12名)。今回の集合時間はちょっと早い午前9時。およそ2時間、強い日差しにもめげず、皆さん、スズメノテッポウで草笛を吹いたり、野草を摘んだり味わったりしながら、吉羽地区を周回し野草観察をしました。その後広場の草地スロープにシートを広げ、木立の陰で12時までミーティング、参加者全員の感想等が発表されました。

 今回のコースはこれまでも毎年企画されていますが、晩春の息吹を感じさせられるものでした。林縁にはコウゾの花と実、アケビの若芽とおいしそうな若蔓。草地にはヘラオオバコの花が咲き、カラスノエンドウ(烏野豌豆)とスズメノエンドウを比較、黄色の花ではオニタビラコ、オオジシバリ、セイヨウタンポポ、ヘビイチゴなどが目を惹き、ナガミヒナゲシは白い花もありました。ヒメオドリコソウの舞姿も確認しましたね。パンフレットには載っていないノニガナも見ることができました。

 野草保護地ではカワラナデシコをはじめ、フジバカマ、ワレモコウが順調に成長し、トラノオやクマツヅラも確認できました。1週間前の保護活動の時には咲いていなかったというツボスミレ(ニョイスミレ)も小さな白い花が群生していました。これも昨年の桑や柳の伐採作業の影響と思われます。大きな白い花のスミレも咲いていましたがこちらは園芸種? 隣のキクイモの畑も無事芽が出てきていました。

保護地に続く大落古利根川(葛西用水、青毛堀川が合流、さらに中落堀川、備前堀川と合流)の堤には今が旬のイタドリ、スイバが群生し、クサノオウの黄色い花が輝いていました。

行程中、天にはヒバリが囀り、羽立間もないシオカラトンボを見つけたり、わずかな林叢にはキジが啼き、中落堀川では大きなニシキゴイやカモ、流れにもがくカメなどが観察され生き物の躍動を楽しめました。これから水田に水が入ると、植物も動物もまた違ったものが観察できるでしょう。 



野草観察ふれあいウォーク吉羽
2016年9月11日(日)
 今年のふれあいウォークは毎回天候に恵まれました。周辺の田んぼでは稲刈りが始まり、黄金色に稔った穂波が印象的です。  今回の参加者は28名、うち一般参加は8名でした。           ガガイモ、マメアサガオ、タカサブロウ、ヤブツルアズキ、アレチヌスビトハギ、アキノノゲシ、ケイヌビエ、イヌタデ、コナギ・・秋の花がいっぱい。足元にはヒデリコやザクロソウ、食べられるミズワラビもありましたね。
 保護地にはセンニンソウ、クマツヅラ、フジバカマ、オグルマ、ヤマハギなどが咲き揃っていました。
 今回のコースは観察距離が長いので、9時から始まった観察会も、終了したときには時報が聞こえ、充実したひとときとなりました。     

野草観察ふれあいウォーク中土手
2016年6月26日(日)
 梅雨時のウォーキングで空模様が心配されましたが、幸い今回も好天に恵まれました。直前に中土手の草刈りが行われ、いつもの草原のような景色は、まるで牧草刈りをしたあとうのようです。予定していた花々のいくつかが確認できませんでしたが、保護地のヤブカンゾウは元気に開花時期を迎えていました。     
 今回の参加者は24名(うち、一般参加者は3名)。

 久喜菖蒲公園からスタートし、一気に中土手へ。繁茂するクズの中にコウヤワラビが確認できました。センニンソウやヤマノイモ、イシミカワなどの蔓性植物もありました。イヌゴマやヒレアザミの紫色が印象的でしたね。
 保護地のノカンゾウは蕾がいっぱいで、もう少し後が見ごろになりそうです。ハンゲショウやオニユリもこれからです。水辺にはヌマトラノオやオタマジャクシ、ハグロトンボもいました。

 工場の草地には、ネジバナやシマスズメノヒエ。公園に入るとニワゼキショウやタケニグサ、さらにはコスモスの花まで咲いていました。

 日曜日なので公園はボートやユニーク自転車などの家族連れでが賑やかでした。最後に芝生広場近くの木陰で休憩、意見交換をして、観察会を終了しました。

野草観察ふれあいウォーク新しい村
2016年5月22日(日)
 ことし2回目のふれあいウォークも好天に恵まれ、一般参加者16名、会員21名(家族1名を含む)、合わせて37名の参加者となりました。東武線久喜駅には半数の18名が8時半に集合し、東武動物公園駅から新しい村まで歩き、新しい村の広場で現地集合の人たちと合流しました。

 今回は、新しい村の広場から調整池の畔を回り川沿いにほっつけ(堀上)田の保護地を歩いた後、山崎山を突き抜けて広場に戻る回遊コースとしました。比較的散策距離が短かったので、ゆっくり植物を観察することができたと思います。

 笠原小学校前の堀にはコウホネの黄色い花が咲き、保護地では、ミゾコウジュやアヤメ、ハタケニラの花が咲いていました。フジバカマやノカンゾウ、ナガボノシロワレモコウ、ナルコユリ、コオニユリは生き生きと葉を茂らせ、花時が楽しみです。埼玉県東北部では一般的なワタラセツリフネソウやハンゲショウなどの絶滅危惧種も保護地ならではの生息です。圧巻は藍紫色のチョウジソウの花の群落。ここの小川にヘイケボタルの幼虫が放たれるそうで、6月中旬から暗闇でのお楽しみとなります。なおチョウジソウはアルカロイドを含み有毒とのことなので要注意です。

 山崎山は見事に雑木林が残され、クヌギやコナラ、イヌシデ、ウワミズザクラなどの広葉樹の林下には小笹が繁茂し、シュンランやミズヒキ、オニドコロ等々多種の草々もみられました。これも里山を守る環境保全活動の成果で、小鳥のさえずりも賑やかでした。近くではカワセミも見られるそうです。(青毛堀川でも見られます。)

 長須先生の「シオカラトンボ」と「ムギワラトノボ」の関係や、「ハルタデ」か「サナエタデ」かの見分け方、「ケキツネノボタン」の特徴など、図鑑にはなかなか載っていない説明に、毎回興味が尽きません。

 参加者の声として、「観察会によく参加しているが、植物の名前を憶えられないので、また参加する」というのが印象的でした。「忘れる前に覚えられない」という笑い話も。


野草観察ふれあいウォーク菖蒲
2016年4月30日(土)
 ゴールデンウィークの観察会でした。好天に恵まれ、参加者は38名。(会員22名、一般16名) 菖蒲の森下公民館をスタートし、神明神社社叢を歩き天王山塚古墳までのコース。グランドにはムラサキサギゴケが花絨毯となり、川べりにはカワヂシャが咲き、オオフサモが茂る。前週咲き乱れていたシロバナタンポポは綿毛を飛ばしていました。

 神明神社は古くから住民の信仰を集めてきた由緒ある社。500mを超える参道と境内には、アカマツ、クロマツのほかシデやカシなどが自生しています。手入れが行き届いているので、林下にはウラシマソウやアマチャヅル、サルトリイバラ、ホウチャクソウなどが見られました。

 天王山塚古墳は、東西に全長100mを超える前方後円墳で、後円部は高さ10mあり、久喜市での最高地点だとか。草木が生い茂っているので眺望は望めません。ここにはホウチャクソウが群落し、シラヤマギクやスミレなど、日本古来の植物が見られました。